お部屋を暖房する場合、小さい子がいるとストーブなんかでは、やけどの危険があって心配です。
エアコンはやけどの心配はありませんが、ホコリがたったりしないか気になるところです。
特にウチの子は喘息持ちなので、お部屋の空気は特に気になるところです。
その点、オイルヒーターは、空気を汚さず風が出ることもないので、喘息持ちの子にも安心なんです。
今回は、そんなオイルヒーターについて紹介します。
オイルヒーターって何?
オイルヒーターは、本体のパネル内に密閉したオイルを電熱器で暖め、放熱する暖房器具です。
暖められたパネルから生まれる空気の自然な対流や、遠赤外線の熱線によって直接伝わる輻射熱(ふくしゃねつ)で部屋全体をふんわりあたためる仕組みです。
オイルヒーターは、こういう仕組みで部屋を暖めるので、メリットやデメリットがいろいろあります。
オイルヒーターのメリット
①空気を汚さない
石油ストーブや石油ファンヒーターの場合、灯油を燃焼させるので、燃焼に伴って空気中の酸素濃度が低下し、一酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質が発生します。
そのため、石油ストーブや石油ファンヒーターを使用する場合、定期的な換気が必要です。
これに対し、オイルヒーターは、パネルが熱くなって部屋をじんわりと暖めるので、空気が汚れず換気の必要もありません。
②風が出ないため、ホコリもたたず音も出ず静か
エアコンの場合、暖められた空気がゴーと出てきます。
これに対してオイルヒーターは風が出ないのでホコリが立つこともありません。
それに全く音が出ないので、静かです。
③赤ちゃんや子供にも安全
石油ストーブや石油ファンヒーターは、灯油を燃焼しているので、火事が起きる危険性があります。
それに、特に子供がいる家庭では、石油ストーブや石油ファンヒーターに触ってやけどする危険もあります。
オイルヒーターは、本体が熱くなるだけですので火事になることもありませんし、熱くなるといっても60℃程度にしかなりませんので、赤ちゃんや子供がけどすることもなく、安全・安心です。
- 空気を汚さず、乾燥しない。
- 風が出ないためホコリもたたず、音がしない。
- やけどや火災の心配がなく、赤ちゃんや子供にも安全。
オイルヒーターのデメリット
①部屋がすぐに暖まらない
オイルヒーターは、石油ストーブや石油ファンヒーター、エアコンのように部屋をすぐにポカポカにできません。
オイルヒーターは、部屋をじんわりゆっくりと暖めます。
部屋を暖めるのに時間がかかるところは良くないところでしょう。
②通気性のある部屋は暖まりにくい
昔の木造家屋は、湿気対策のためということもあって通気性が高く、一般的に暖房効率が良くありません。
最近の木造家屋は気密性が高いので、オイルヒーターでも十分暖まりますが、ちょっとスキマ風が入るような通気性が高い部屋は暖まりにくいことがあります。
オイルヒーターは、なるべくスキマ風が入らないような部屋で使うようにしてみてください。
③電気代がやや高い
オイルヒーターは、他の暖房器具より電気代がやや高めです。
電気代は、他サイト等の情報を見ると、だいたいですが、8畳の部屋でエアコンが5.3円/時、オイルヒーターは10円/時といったところです。
電気代は、部屋の広さや通気性、温度設定等の状況によりますので、単純な比較は難しいのですが、オイルヒーターの方がエアコンよりは高くなってしまいます。
- 部屋がすぐに暖まらない。
- 通気性のある部屋は暖まりにくい。
- 電気代がやや高い。
オイルヒーターは子供の寝室に最適!
以上のメリット・デメリットを考慮して、ウチでは子供の寝室でオイルヒーターを使っています。
寝室はリビングなどと違って開放的でないため、ドアや窓を締めておけば気密性が保たれるため、オイルヒーターでじんわり暖まります。
それにエアコンと違って、風の音もしないので静かですし、火を使わないので子供や赤ちゃんが寝る寝室に置いても安心です。
エアコンのように風が出てホコリが立つこともありませんし、ストーブや石油ファンヒーターのように空気を汚すこともないので、オイルヒーターは締め切った寝室で換気の必要もなく朝までずっと使用できます。
寝室の温度も、暑すぎず、寒すぎず、じんわり暖かく保たれるので、快適に寝ることができます。
サーモをセットしておけば、部屋が暖かくなると自動で切れたりしますので、電気代もそれほどかかりません。
ということで、
なんです。
- 寝室は締め切っておけば気密性が保てる。
- 風の音がなく静か。
- 火を使わないので安全。
- 空気が汚れないので換気の必要がない。
- 寝室がじんわり暖かく保たれるので、快適に寝ることができる。
- 寝室で夜のみの使用なら電気代は気になりません。
いろいろなオイルヒーター
オイルヒーターはいろんなメーカーが作っています。いくつか見ていこうと思います。
デロンギ
イタリアの家電ブランド・デロンギのオイルヒーターです。
世界70か国以上で使用されており、オイルヒーターの定番と言えばデロンギでしょうか。
ウチのオイルヒーターもデロンギで、かれこれ20年近く使っていますが故障も全くありません。
\デロンギの/
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマのオイルヒーターは、リーズナブルです。
持ち運びが簡単な2~3畳の小型のオイルヒーターなどもあって、お部屋によっていろいろ使えますよ。
ケノンヒーター
ケノンヒーターは、オイルを使っていません。
ですので、オイルヒーターとは言いませんが、機能としてはオイルヒーターと同じです。
ケノンヒーターは、熱伝導が高いガラスパネルを使っており、オイルヒーターよりスピーディーに暖まります。
\スピーディーに暖める/
まとめ
オイルヒーターは、赤ちゃんや子供に安全そして静か、それに空気を汚さないので、ウチの息子のような喘息持ちの子にも安心です。
ウチは、リビングではエアコンを使うようにして、寝室のみオイルヒーターを使っていて、もう、手放せません。
オイルヒーターのメリットとデメリットを考慮して、お部屋や使い方にあったオイルヒーターを選んでみてください。
ところで、子供の寝冷え対策には、オイルヒーターに加え、着ぐるみを着せることも有効です。
そんなあったかい着ぐるみについては、以下の記事を参考にしてください。