赤ちゃんの顔を見るとすじ状の傷があり、血がにじんでいることがあります。
赤ちゃんが顔をさわって、爪で自分の顔をきづつけてしまうのです。
今回は、そんな顔を引っ掻く赤ちゃんへの対処法について紹介します。
赤ちゃんはなぜ顔を引っ掻くのか
では、なぜ赤ちゃんは顔をひっかくのでしょうか。
(ウチの場合)
朝、赤ちゃんの顔を見るとすじ状の傷があり、血がにじんでいることがよくあります。寝ている間に自分の顔をひっかいてしまうのです。キズだらけになった赤ちゃんの顔を見ると、とても悲しい気持ちになってしまっていました・・・。
赤ちゃんの爪は薄くてまるで小さいカミソリのようです。
そんなカミソリのような爪の生えた手で自分の柔らかいほっぺをさわると皮膚が切れてしまうのです。
赤ちゃんが自分の顔をひっかいてしまう原因としては、諸説ありますが以下のとおりです。
- 乳児湿疹などで顔が痒い
- 眠くて目をこすろうとする
- 好奇心で顔を触ってしまう
乳児湿疹とは
乳児湿疹は生後2週~2か月頃に多く見られる湿疹のことで、顔・首・頭皮を中心に発症します。湿疹は、赤いポツポツしたもの、黄色いかさぶたやフケのようなもので覆われているもの、膿の流出があるものなどさまざまな形状で現れます。
乳児湿疹の原因は諸説ありますが、胎盤を通して赤ちゃんに渡されたママの女性ホルモンが皮脂の分泌を促すためと考えられています。
また、赤ちゃんは毛穴が小さいため皮脂が詰まって炎症をおこしやすく、湿疹が悪化しやすいのも特徴の一つです。
引用元:グーン(GOO.N)乳児湿疹とは
新生児期から生後3カ月頃までの期間は、皮脂の分泌が盛んです。
それに赤ちゃんは汗っかきで、特に夏場は顔に汗をかきます。
そのため、顔がむずがゆくなってひっかいてしまうのです。
赤ちゃんが顔をひっかく・・・その対策は?
赤ちゃんが顔をひっかくことへの対策は、何より
ということです。
スキンケアを行う
赤ちゃんが顔をひっかく原因は、汗や皮脂の分泌で、顔がむずがゆくなってしまうことです。
赤ちゃんの顔はテカテカ、ベトベトしています。
そんなときは、柔らかいウェットテッシュなどで顔をこまめに拭いてあげることが大切です。
沐浴の際なども、濡れたガーゼで顔を丁寧に拭いて、ベビークリームを塗るなどのスキンケアも大切です。
赤ちゃんの顔を清潔に保つことで顔のかゆみも収まると顔を触ることが少なくなります。
室温を調整する
赤ちゃんは汗っかきです。
室温が高いと汗をかいて、顔をさわってしまいます。
室温を涼しく保ち、服装を調節するなどして、なるべく顔に汗をかかせないようにしましょう。
こまめに爪を切る
赤ちゃんの爪は薄くてカミソリのような鋭さがあります。
爪が伸びていると赤ちゃんが顔を触ったとき、顔をキズつけてしまいます。
赤ちゃんが顔を触っても爪で顔の皮膚が切れないように、こまめに爪切りをするようにしてください。
ミトンをつける
スキンケアをして、こまめに爪を切っても、赤ちゃんが顔をひっかいてしまう・・・。
そんなときは手にミトンをつけてあげてください。
赤ちゃんの手にミトンをつけると顔を触っても顔の皮膚を傷つきません。
ミトンをつければ顔の引っ掻き傷をほとんど抑えることができますよ。
- スキンケアを行う
- 室温を調整する
- こまめに爪を切る
- ミトンをつける
最後の手段は「かゆいっこ」
赤ちゃんの顔のスキンケアを行い、ミトンを付ければ、顔のひっかきはほとんど抑えられると思います。
でも、ミトンが嫌いな子は自分でミトンをはずしてしまうんですね。
(ウチの場合)
ウチの子は、顔をひっかくのでミトンを付けさせていました。でも、自分でミトンをはずして、顔をひっかいていました・・・。
そんな場合は、「かゆいっこ」を付けてみてください。
「かゆいっこ」は、赤ちゃんの手から腕まで完全に覆ってしまいます。
ですので、赤ちゃんは「かゆいっこ」自分で外すことができないのです!
それに「かゆいっこ」は生地が二重になっていて、赤ちゃんがいくら顔を触ってもキズがつかないんですね。
ミトンを付けてもダメな場合は、「かゆいっこ」を付けてみてください。
顔のひっかきを完全に抑えることができますよ!
まとめ
赤ちゃんの顔のひっかきは、1歳くらいで収まります。
1歳くらいになると皮脂の分泌が落ち着いてきますし、顔の皮膚も強くなって顔にキズがつきにくくなってくるからです。
それまでは、スキンケアや爪切り、ミトンを付けることなど、それでも収まらない場合は「かゆいっこ」を付けてみてください。
ぜひ参考にしていただければと思います。