赤ちゃん

【おしゃぶり】はいつから使える?気になる歯並びへの影響は?

 赤ちゃんにおしゃぶりをさせると、お口をモグモグして静かになります。

 でも、おしゃぶりは、出っ歯になるなんてことも聞いたことがあります。

 今回は、そんなおしゃぶりについて、ご紹介します。

おしゃぶりを使ったきっかけ

 上の息子は赤ちゃんの頃、昼夜かまわずよく泣いていました。

それを見た私の母が、

おしゃぶりでもさせれば、少しは落ちつくんじゃないの?

と言ったことが、おしゃぶりをさせてみたきっかけです。

 赤ちゃんが泣いている時、お口におしゃぶりをくわえさせれば、口をモグモグモグモグと動かして、泣き止んでくれることが多々ありました。

おしゃぶりは、泣いている赤ちゃんに効果がありです!

 それでも、どうしても泣きたい!という場合は、おしゃぶりをペッとはきだして泣いていましたけどね。

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おしゃぶりと歯並び

 赤ちゃんにおしゃぶりをくわえさせることについては、

 出っ歯にならないかな?

という心配があると思います。

 おしゃぶりと歯並びの関係は、日本小児歯科学会から「おしゃぶりについての考え方」という提言が出されています。

 おしゃぶりについての考え方
 おしゃぶりをさせる利点としては精神的安定簡単に泣き止む静かになる入眠がスムース母親の子育てのストレスが減るなどが挙げられる。おしゃぶりの宣伝に使用されている「鼻呼吸や舌や顎の発達を促進する」は現時点では学問的に検証されていない。欠点としては習慣性となりやすく、長期間使用すると噛み合わせが悪くなる、子どもがどうして泣いているのかを考えないで使用する、あやすのが減る、ことば掛けが減る、ふれあいが減る、発語の機会が減るなどが挙げられる。

出典元:おしゃぶりについての考え方|日本小児歯科学会

  というわけで、やはり、おしゃぶりは長い間使用することで、かみ合わせが悪くなる恐れがあるということです。

 そして長期とはどのくらいかというと、

  もし使用するなら咬合の異常を防ぐために、次の点に留意する。

(1)発語やことばを覚える1歳過ぎになったら、(一部略)常時使用しないようにする。
(2)おそくとも2歳半までに使用を中止するようにする。

(出典元)おしゃぶりについての考え方|日本小児歯科学会

 ということで、提言によると

おしゃぶりは、1歳を過ぎたら常時使用をやめ、2歳半までに使用を中止する。

とのことです。

おしゃぶりは月齢にあったものを使用する

 おしゃぶりの大きさは、だいたいSMLの3種類といったところです。

おしゃぶりのサイズ
 S・・・0~3か月
 M・・・0~6か月
 L・・・6か月~1歳

 新生児から使えるおしゃぶりは赤ちゃんの小さなお口でも吸いやすいようにできています。

 それ以降は、徐々に発達し始めるあごや吸う力に合わせて、ニップルがやや大きめになっています。

 また、おしゃぶりには、出っ歯になりにくいもの入眠をサポートするもの鼻呼吸を促進するもの暗いところで光るもの等、いろいろな特徴があります。

 おしゃぶりは月齢にあったものを使うほかは、お好みで機能性のあるおしゃぶりを選んでみてください。

おしゃぶりはいつも清潔に

おしゃぶりの消毒

 おしゃぶりは、赤ちゃんが直接口の中に入れるものです。

 そのため、いつも清潔に保っておくことが大事です。

 特に新生児から6か月くらいまでの赤ちゃんは抵抗力も弱いため、おしゃぶりを消毒することが大切です。

 消毒の方法は主に、煮沸消毒電子レンジによるスチーム消毒ミルトンなど薬液による消毒などあります。

 おしゃぶりによっては、熱に弱い素材(特にゴム製のもの)が使われているものもあります。

 もし、煮沸する場合は、時間は短めにするようにしてください。

 なお、消毒の方法は以下の記事も参考にしてください。

【哺乳瓶の消毒】いつまで?おすすめは?ミルトンやレンジを使って!  赤ちゃんに汚れた哺乳瓶を使ってはいけません。  哺乳瓶は、きれいに洗って、きちんと消毒したもの使う必要があります。  今回...

おしゃぶりホルダーは必須

 赤ちゃんにおしゃぶりをさせる場合、

必ずおしゃぶりホルダーを付けてください!

 なぜなら、赤ちゃんはおしゃぶりをプイっと吐き出して落としてしまうからです。

 おしゃぶりが床に落ちるとおしゃぶりが汚れてしまいます。

 それに、外出した時に、おしゃぶりをプイっと吐き出してしまうと、おしゃぶりを紛失してしまいまいます。

 そのため、赤ちゃんにおしゃぶりをさせる場合は、おしゃぶりホルダーを必ず付けてあげるようにしてください。

おしゃぶりを買ったらホルダーも必ず購入すること

おしゃぶりのやめ方

 おしゃぶりのやめどきは、日本小児歯科学会の提言にあるとおり 、1歳過ぎで常時使用をやめて、2歳半までには使用を中止ということです。

 ただ、赤ちゃんがグズったりするとついついおしゃぶりをさせてしまうため、おしゃぶりをやめるタイミングは難しいところです。

(ウチの場合)
 上の息子のときは、1歳半くらいのときに今日からやめると心に決めて、きっぱりとやめました。下の娘は、1歳くらいの時におしゃぶりをホルダーごと紛失してしまって、それをきっかけにやめることになりました。

 おしゃぶりがないと、赤ちゃんはしばらく寂しそうですが、親が止めると決意さえすれば、やめることができますよ。

まとめ

 おしゃぶりは、泣いている赤ちゃんには確かに有効です。

 それにおしゃぶりをくわえている赤ちゃんは見ていてもかわいいです。

 でも、歯ならびやかみ合わせのことを考えると、いつまでもさせておくことはできません。

 私の場合、特に上の息子は夜泣きも激しかったので、おしゃぶりのおかげで、かなりの育児ストレスが軽減されたように思います。

 おしゃぶりは、やめどきを守れば、ママにとって助かる育児グッズと言えます。

 ちなみに、おしゃぶりと同じく、赤ちゃんが口にするものとして、歯固めがあります。歯固めについては、以下の記事もみてくださいね。

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もちゅこ
 こんにちは、もちゅこです。息子と5歳下の娘を育てる2児の母親です。まだまだ、子育て続行中です。私の経験も紹介しながら、子育てや生活に関するちょっとしたノウハウや解決法など紹介したいと思います。