おむつをずっと付けていると、おしりが真っ赤になったり、できものができたりします。
それがおむつかぶれです。
ウチも上の息子がおむつかぶれになって大変でした。
そんなおむつかぶれについて、体験も含めてお話します。
おむつかぶれって何?原因は?。
どうなったらおむつかぶれ?
おむつかぶれは、おむつにおおわれた皮膚に起きた炎症で、医学的には「おむつ皮膚炎」といいます。おしり全体が赤くなったり、ポツポツとあせものような湿疹として現れることもあります。炎症はかゆみや痛みをともない、悪化するとただれて血がにじむ赤ちゃんもいます。
また、ウエストや太もものまわりの、おむつカバーや紙おむつのギャザーがあたる部分での皮膚炎も、おむつかぶれです。引用:メリーズ おむつかぶれの基礎知識
赤ちゃんは、ほとんど時間、おむつを付けています。
すると、おむつに触れているおしりの皮膚が真っ赤になったり、あせものようなできものができたりします。
それがおむつかぶれです。
おむつかぶれの原因ですが、おむつをしていると、おしっこやうんちの湿気でおむつ内が蒸れてしまって、赤ちゃんのおしりの肌を荒らしてしまいます。
そして、もうひとつの原因は、赤ちゃんのおしりについたおしっこやうんちなどの汚れです。
おしりをウェットティッシュなどできれいに拭いても、おしっこやうんちは赤ちゃんのおしりに少しは残ってしまって、あかちゃんのデリケートな肌を荒れさせてしまうのです。
おむつかぶれになると、おしりが痛いのか、痒いのか、赤ちゃんのご機嫌が悪くなります。
上の息子は夜泣きがひどかったのですが、その原因のひとつはおむつかぶれだったと思います。
おむつかぶれ対策
さて、おむつかぶれ対策ですがポイントは、
そのための対策は次のとおりです。
布おむつから紙おむつに代えてみる
上の息子は7か月くらいまで布おむつをさせていました。
布おむつはおしっこを吸い取らないので、すぐにおしりが濡れてしまいます。
そのため息子のおしりはいつも湿っている状況で、おむつかぶれがひどくなってしまったように思います。
おむつかぶれがひどくなっている赤ちゃんで、もし、布おむつを使っている方がいたら、お尻のお肌が改善するまで、紙おむつを使うことをおススメします。
上の息子は布おむつから紙おむつに代えたらおむつかぶれが改善しました。
布おむつと紙おむつについては、以下の記事も参考にしてください。
違うメーカーのおむつを使ってみる
おむつかぶれになる原因は、紙おむつがその子にあっていないという可能性があります。
まずは、おむつのサイズが合っているか確認してください。
そのあとは、違うメーカーのおむつに変えてみるということも試してみてください。
お肌がデリケートな子は柔らかい素材のおむつの方があっていますし、おしっこの量が多い子は強力に吸い取って通気性の良いおむつを使ってみてください。
ミラフィールという紙おむつは、絹のようにソフトな肌触りと薄くて最大量の吸収体を備えています。
どうしても、おむつかぶれがひどいという場合は、一時的でもちょっと良いおむつを買ってあげるのもひとつの手です。
おしりを丁寧にふくこと
赤ちゃんがうんちをしたときは、ウェットティッシュでおしりを拭きますが、なるべく丁寧におしりを拭いてください。
忙しいと拭き方がついつい雑になってしまうことがありますが、雑に拭いてしまうと、おしりに汚れが残ってしまって、ひどいおむつかぶれになる可能性があります。
赤ちゃんがおむつかぶれになってしまうことの手間を考えれば、忙しくてもなるべく丁寧におしりを拭いてあげることが大切です。
赤ちゃんのお尻を拭くウェットティッシュですが、刺激が強いものを使っている可能性も考えられます。
赤ちゃんのお尻は何度もウェットティッシュなどで拭きます。
刺激が強すぎるウェットティッシュでお尻を何度も拭くと赤ちゃんのお尻の皮膚を荒らしてしまう恐れがあります。
柔らかくてより刺激が強すぎず、そして湿り気が多いものに変えてみるということも考えてみてください。
おしりを洗ってあげること
おむつかぶれには、おしりを洗ってあげることが一番効果があります。
おむつかぶれになってしまったときは、ぬるま湯でおしりを洗ってあげましょう。
特にウンチをしたときはおしりが汚れるので、その都度、洗ってあげるようにしてみてください。
お尻を洗うのは、お風呂で洗ってあげるのが一番ですが、そうそうお風呂に連れていくこともできません。
そんなときは、霧吹きを使うことをおススメします。
赤ちゃんのおしりに霧吹きをかけて、汚れを浮かせてからきれいにふきとってみてください。
でも、外出した時などはお尻を洗えませんよね。
そういうときは、持ち運びにも便利な「おしりシャワシャワベビー」というものがありますので、ぜひ使ってみてください。
おしりを乾かすこと
赤ちゃんのおしりはさらっと乾燥させてあげることが大切です。
おむつを替えるとき、赤ちゃんのおしりを拭いたり、洗ったりしたとき、赤ちゃんのおしりはジトっと湿っています。
そんなときは、赤ちゃんのおしりをうちわであおいだり、ドライヤーで乾燥させてあげてください。
これも効果がありますので、おススメします。
ワセリンや軟膏などを塗ってあげる
赤ちゃんのおしりをきれいに洗って、乾燥させても、おむつかぶれが良くならない場合は、ワセリンやおむつかぶれ用の軟膏を塗ってあげることも考えてみて下さい。
私はお風呂上りやおしりを洗ってあげたあとなどにワセリンを塗ってあげていました。
おむつをこまめに替えること
紙おむつは、おしっこを吸い取ってくれますが、おむつを替える頻度が少ないとおむつの内部がどうしても蒸れてしまいます。
おむつを頻繁にかえると、おむつ代がかさみそうですが、赤ちゃんのお尻にはかえられません。
特に夏場など、おむつを替えるときに赤ちゃんのおしりがジトっと湿っていたら、おむつを早めにおむつを替えてあげるようにしてください。
病院につれていく
どうしても、おむつかぶれが良くならない場合、肌が荒れて血がにじんできたなど、おむつかぶれがひどくなってきた場合は、病院を受診してみてください。
受診する病院は皮膚科でもよいですし、かかりつけの小児科で相談しても結構です。
赤ちゃんのおしりの状態にあった軟膏を出してくれると思います。
また、どんなに頑張ってもおむつかぶれが良くならないという場合、おむつかぶれではなく、カンジダ皮膚炎の可能性があります。
カンジダ皮膚炎は、赤ちゃんの皮膚にカンジダ菌(真菌)というカビの一種が感染した感染症です。その場合は、病院に受診して抗菌薬を出してもらう必要があります。
おむつかぶれとカンジタ皮膚炎の違い
ケアをしてもなかなか治らないときは、おむつかぶれではなくカンジダ皮膚炎の可能性があります。見分け方としては、おむつかぶれはおむつが皮膚にふれる部分が赤くなるのに対し、カンジダ皮膚炎ではおむつが直接あたっていないシワの溝まで炎症が起きることが特徴です。わきの下、背中といった汗をかきやすいところや、おしりや陰部などの湿ったところに多くみられ、口の中に白いコケのようなものがつくこともあります。また、カンジダ皮膚炎の場合は、炎症が起こっている皮膚と健康な皮膚の境界がはっきりしていることもポイントです。引用:有明こどもクリニック
まとめ
赤ちゃんのおむつかぶれは、私にとって非常に悩ましい問題でした。
(ウチの場合)
上の息子は、母乳もミルクもたくさん飲んでいたので、おしっこの量も多く、ウンチも柔らかめで回数も多かったように思います。そのため、おむつが蒸れたり、おしりが汚れてしまっておむつかぶれを起こしていたと思います。それに上の息子は布おむつの期間があったので、それがお尻には良くなかったと思います。それに対して下の娘は母乳やミルクを飲む量も少なく、おしっこやウンチの量も少なかったこともあって、おむつかぶれはほとんどありませんでした。
おむつかぶれで真っ赤になった赤ちゃんのおしりを見ると何だか悲しくなってしまいます。
私自身、特に上の息子のおしりのケアはあまりうまくできなかったように思います。
今、おむつかぶれと戦っているお母さんも、うまく乗り越えてもらいたいなと思います。